11日の環境委員会で、参議院からまわってきた議員立法「瀬戸内海環境保全特別措置法の一部改正案」の審議がおこなわれ、質問に立ちました。自民、公明、民主、維新の共同提案なので、質問したのは日本共産党の私と生活の党の玉城デニー議員の2人。
参議院の審議で、市田副委員長が瀬戸内海の環境悪化の大きな原因となっている埋め立て問題を取り上げ、「原則禁止」を求めるともに、埋め立てたけど使われていない遊休地の問題を指摘。環境省は遊休地の実態を把握してなく、調査を約束していました。これをうけて衆議院では、埋め立てで潰された干潟や藻場をこれ以上消失させないことを求めるとともに、「遊休地の垂直岸壁をゆるやかに削りこみ、自然の力で浜や磯を回復させるべきでは」と求めました。
これは、環境団体「環瀬戸内海会議」のみなさんが提案しているもので、2回にわたって質しました。望月環境大臣の答弁は明確な約束はなく、さまざまな施策を検討していること、住民の意見も聞いて検討するなどと一般論として答えました。
海砂を掘った穴を埋める際にさまざまな問題がある鉄鋼スラグを使わないこと、無駄なダムをはじめとした陸での開発により山のもっている栄養分が海に流れ込まないことへの対応などを求めました。
法案は全会一致で採択。「環瀬戸内海会議」のみなさんが傍聴に来てくれました。ありがとうございました。
会議録はこちら