1日の環境委委員会で、「琵琶湖の保全及び再生に関する法律案」の審議がおこなわれました。
環境悪化がすすむ琵琶湖の保全・再生をすすめるための法案で、民主党が議員立法として提出していた案をベースに自民党、公明党、維新の党、生活の党の共同提案として出されました。
日本共産党以外は提出者となるため、質問をおこなったのは私1人。「発言」という形で10分間でした。
琵琶湖の環境悪化の大きな要因となった「琵琶湖総合開発事業」(「びわ総」)。1972年から25年間、1兆9000億円を投入したこの事業の結果、水質の浄化のための下水道の整備などがすすめられたものの、湖を一周する湖周道路の建設で琵琶湖がコンクリートに固められ葦群落がなくなるなど、開発事業が生態系、水質に大きな影響を与えています。
琵琶湖の保全・再生の施策をすすめるうえで、「びわ総」の検証・総括が必要なことを指摘するとともに、「農林水産業、観光、交通その他の産業の振興に関する事項」「湖上交通の活性化」など、状来の開発優先につながりかねない条文の真意をただし、「環境を最優先に展開されるべきである」と主張しました。
これまでの「開発優先」から「保全・再生」にカジを切る内容となっているため、法案には賛成しました。
この質問に先立ち、一般質疑がおこなわれ、ここでも琵琶湖問題で20分質問。「びわ総」の検証・総括とともに、外来植物・オオバナミズキンバイ駆除への支援策、「びわ総」のときに設けられた農業水利施設の老朽化対策老などを求めました。
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