内閣委員会の視察で25日、宮城県仙台市の「技術研究組合制御システムセキュリティセンター」にいってきました。
同施設は、発電所やガスプラントなどの重要インフラの制御システムに対するサイバー攻撃に対処するために2012年に設立されたもので、セキュリティシステムを確保するための研究開発、国際標準化活動、認証、人材育成、普及啓発、各システムのセキュリティ検証などをおこなっています。
電気やガスなどの実際の制御システムと同じ模擬装置を使って、サイバー攻撃の手口と被害が「体験」できました。
こうしたサイバー攻撃への対応は、これからますます必要になってきます。
同時に留意しなくてはならないこともあります。アメリカは陸・海・空・宇宙とならんで、サイバー空間を第5の戦場と位置付け、サイバー攻撃にたいする現実空間での物理的攻撃も選択肢に入れています。日本の内閣サイバーセキュリティセンターの情報などは、ほぼそのまま国家安全保障会議に報告をされ、アメリカにも共有をされています。