異物混入で廃棄されるべき冷凍ビーフカツが不正に横流しされていた問題で、市田忠義副委員長・参議院議員らと4日、産廃処理業者「ダイコー」本社(愛知県稲沢市)を視察、問題のカツがでまわった愛知県と岐阜県、東海農政局から聞き取りをおこないました。岐阜県では中川裕子岐阜県議が、愛知県では、すやま初美参院選挙区候補が同行しました。
「ダイコー」本社には人がいる気配はなく、保管している廃棄物からと思われる異臭がただよっていました。近くには民家もあり、これから夏にかけて腐敗がすすむ心配がありますが、ダイコーは愛知県からの廃棄物撤去命令に、自社では処理できないとしています。ダイコーに処理を委託した事業者の排出責任も問われています。
愛知、岐阜の両県の聞き取りでは、保健所の統廃合や、検査委員の削減などで監視が行き届かないことも率直に語られ、廃棄物の訂正処理を確認する「マニフェスト」の改善などとともに、人員増への国の財政支援も寄せられました。