25日に国会内で開かれた「三井金属神岡鉱山じん肺訴訟判決報告集会」に参加し、連帯と激励のあいさつをおこないました。
岐阜県飛騨市にある神岡鉱山で働き、じん肺となった32人が、三井金属鉱業と神岡鉱業に謝罪と損害賠償を求めている裁判で、一審の岐阜地裁は会社の安全配慮義務違反を認めたものの、原告のうち15人のじん肺認定を否定、4人は時効で請求を却下。全員救済を求めた原告と判決を不服とする会社側の双方が控訴していたものです。
名古屋高裁でくだされた21日の判決では、再び会社側の企業責任を断罪、新たに4人のじん肺を認めたものの、全員救済はなりませんでした。
集会では、「一部勝訴」とはいえ運動で勝ち取った到達をふまえ、「あやまれ、つぐなえ、なくせじん肺」のスローガンものと、今後も一致団結して被害の救済に取り組むことを誓い合いました。