愛知県新城市の産業廃棄物処分問題で17日、運動をすすめているみなさんと懇談しました。
豊橋市の「新春のつどい」の後の限られた時間でしたが、「新城の環境を考える市民の会」の山本拓哉会長をはじめ、多くのみなさんが集まってくれました。
この問題は、豊橋市に工場をもつ産業廃棄物処分業者が、新城市に新たに工場をつくろうとしているもの。食品残さや下水道汚泥などをリサイクルし肥料をつくるということですが、豊橋市の工場でつくられた「肥料」は悪臭をはなち、住民の苦情が絶えない代物です。こんな工場が新城市の住宅、学校に近いところへ建設されては困ると、反対運動すすめられています。
私が昨年担当していた衆院環境委員会での初質問で取り上げたもので、私の議員活動のスタートとなった課題です。この質問のDVDがつくられ視聴されていたそうで、現地で運動をすすめる多少の力になったなら幸いなのですが、愛知県は操業を許可してしまいました。
懇談では、ママの会やパパの会のみなさんが、「許可がでたからといって、あきらめるわけにはいかない」「子どもを守る立場で、これからもやれることをすすめていきたい」などの決意が語られ、行政不服審査請求や民事訴訟などの検討をおこなっていることも紹介されました。
また、「他市へ出ている子どもが戻ってくることになっていたのに、『許可されたのなら、戻るのをやめる』といって、向こうでマンションを買った」などの実情も訴えられました。
こうした声を政治の場に届けるために、運動と力をあわせひきつづき国会の場で可能な助力をすると約束しました。
市議会でこの問題を取り上げてがんばっている浅尾洋平新城市議からは、「(業者の工場のある)豊橋市、(『肥料』なるものが運ばれている)田原市、(工場が建設される)新城市が力をあわせてがんばる」との決意が語られました。