言論弾圧、沖縄県民の侮辱で大きな波紋を広げる自民党若手議員の「勉強会」。30日夜には、「言論の弾圧を許すな!怒りの緊急集会」が参議院議員会館講堂で開かれました。
日本共産党の小池晃副委員長や赤嶺政賢議員をはじめとした「オール沖縄」の衆院議員ら野党議員が呼びかけたもので、「しんぶん赤旗」静岡県記者を10年ほど経験した私も、元ジャーナリストとして参加しました。
新崎盛吾・新聞労連委員長、樋口聡・出版労連中央委員、岩崎貞明・民放労連書記次長、永田浩三・武蔵大学教授が発言。攻撃の対象となった「琉球新報」「沖縄タイムス」の代表も報告をおこない、「報道が偏向しているというなら、沖縄全体が〝偏向〟している」「沖縄の声が反映しているだけ。安倍政権こそ偏向している」などと訴え、大きな拍手に包まれました。日本共産党の山下芳生書記局長も、民主、維新、社民、元気の各党代表とともに決意表明しました。
これだけ大騒ぎになっているのに、「勉強会」で問題発言をした自民党議員が同日、安全保障関連法案に批判的な報道機関について「懲らしめなければいけないんじゃないか」「誤った報道をするようなマスコミに対して広告は自粛すべきじゃないか」と、懲りずに述べています。批判に耳をかさない安倍首相と政権与党のおごりは、民主主義と国民への重大な挑戦です。怒りをエネルギーに変え、戦争法案反対の大闘争を広げに広げ、かならず廃案に追い込みましょう。