しまづ幸広(日本共産党元衆議院議員)-浜岡原発廃炉、静岡から政治を変えよう
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理研へ視察に行ってきました

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科学技術・イノベーション推進特別委員会で10日、国立研究開発法人・理化学研究所(理研)の視察にいってきました。

STAP細胞の論文不正事件で有名になった理研は、科学技術に関する試験、研究などを総合的におこなうことにより、科学技術の水準向上を図ることを目的に、物理学や工学、化学、生物学、医学など広い分野で研究をすすめている日本最先端の研究機関です。

先日の委員会での参考人質疑にきていただいた松本紘理事長らの説明をうけ、超高効率のエネルギーの収集・変換、超低エネルギー消費のエレクトロニクスの実現の研究をすすめている「創発物性科学研究センター」、原子核とそれを構成する素粒子の実体をきわめ物質創成の謎を解明するなどの研究をすすめている「仁科加速器研究センター」を視察。生命科学の基礎研究を創薬や医療技術につなげる「創薬・医療技術基盤プログラム」の概要説明をうけました。

世界最高強度の重イオン加速器など、最先端の機器には専門的なことはともかく、とにかく「すごい」と実感しました。石油を使用せず、ほとんど水だけでつくるアクアプラスチックや、半導体ポリマーを塗ってつくる有機薄膜太陽電池のエネルギー変換率の向上など、今後、地球温暖化対策に向けて活用される技術、放射性物質を無害化する研究など、興味深いものが多々ありました。

敷地内の研究センターを移動するさい、理研の敷地をコの字に分断するような形で米軍のアンテナ基地があったのには驚きました。かなり広い土地でAFNアンテナが立っています。説明してくれた担当者の方も、「この土地が活用できれば…」と話していました。こんなところにも、〝アメリカいいなり〟政治の弊害があらわれていることに怒りを覚えました。

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