視覚障害者のみなさんが22日、送付されてくるマイナンバーの通知カードの取り扱いなどについての要請を内閣府と総務省におこないました。池内さおり議員とともに同席しました。
視覚障害者の方は、送られてきた封筒に「まいなんばーつうち」の点字と、「音声コード」が記載されていますが、どこから差し出されたのか、問い合わせはどこかがわからない状況となっています。さらに、封筒の中の文書類も、何がなんなのか、視覚障害者のみなさんにとって確認できない現状です。そもそも「マイナンバー」とも、まだまだ理解がすすんでいません。
要請には、全日本視覚障害者協議会の田中章治会長らが、困っている実態を伝え改善を求めました。
内閣府と総務省の担当者は実情をうけとめ、「みなさんの意見を伺い、取り入れたい」と改善することを約束しました。
しかし、きょう要請したみなさんは、今年8月にも、こうした事態が予想されると両省に要請していました。それにもかかわらず、問題が起きたわけです。参加者の1人は、「『読めない、書けない、何もできない』。この思いを今回も繰り返した」といわれました。
政治の在り方が問われます。きょう「約束」されたことがきちんと実施されるか、しっかり見届けます。
問題だらけの「マイナンバー」。凍結させ、実施させないこことが、やっぱり必要です。